本日docomoから違約金なしの新プラン「フリーコース」が発表されました。


auやSoftBankが違約金なしの新プランを発表したのはまだ記憶に新しい中、やはりdocomoも対抗する形で違約金なしの新プランを発表してきましたね。


今回の違約金なしのプラン以外にもdocomoとSoftBankはよく競ってくれるので良い意味で利用者にはありがたい流れです。


しかし、いきなり違約金なしのフリーコースなどと言われても我々利用者にとってみればメリットがなければ何の意味もありません。


そこで今回はdocomoの違約金なし、フリーコースには本当にメリットがあるのか、またどんなパターンならメリットがあるのか、を検証してみました。





docomo違約金なし「フリーコース」の詳細

docomoの検証に入る前にまずはどんなプランであるのか、詳細を把握しておかないことには検証も始まりません。


まずは、違約金なし以外にdocomoのフリーコースの料金設定などを見て行きましょう。

docomo違約金なし「フリーコース」への加入条件

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Photo by docomo


現在docomoに加入しているユーザーが、契約から2年経った更新月に選択できるようになります。


docomo以外からのMNPや新規契約の場合はこれまでと同じ2年契約からスタートです。



そして、ここが問題なのですが、新プランだけに誤って2年経ったらいつでもフリーコースに加入でき、違約金なし!といった報道をしているサイトが多いので気を付けてください。



フリーコースに加入できるのは更新月だけです!



docomoの公式ページではこのように発表しております。

「基本プランの料金はそのまま、いつでも解約金が不要となるコースで、更新期間にお申込みが必要です。」


以上のことから違約金なしを受けられるフリーコースへの加入は更新月のみとなります。



今回の更新月のみの制約がある新プランの導入に伴い、docomoでは今後、更新期間に入るタイミングで、利用者にはSMSで契約期間の更新が近づいたことが通知され、違約金なしのフリーコースに加入できることも伝えられるシステムが導入されます。


ここで何も選択をしなければ、自動的に2年契約更新となりますので注意してください。


嫌な話ですが、そもそもこれまでの2年契約とはこれを狙った契約方法だったのでお客さんからしてみたら違約金なしの選択ができるというのは当然のことですね。



docomo違約金なし「フリーコース」の料金

docomoでの従来の2年契約とは、違約金が発生する代わりに基本料金を割り引くというものです。


噛み砕くと、2年間docomoで契約をしてくれるなら基本料金を割り引くけど、破ったら契約違反だからお金払ってね。というものです。


それに対して、フリーコースになるとdocomoからの違約金なしになる代わりに基本料金の割引がなくなります。


2年間docomoで契約をするという約束をしていないのですから、当然割引もなくなるというものです。


しかし、docomoの良心的なところは割引こそなくなるものの、基本料金はそのままなのです。


先立って違約金なしのプランを発表していたauとSoftBankは基本料金に300円を上乗せすることで違約金なしを実現しておりました。


でも、これは違約金の積み立てをしているようなもので利用者にとっては全くメリットがないプランだったのです。


その点、今回のdocomoの違約金なし「フリーコース」は更新月でなければ加入できない、という制約があるものの、更新月にはしっかりと通知がされますし、良心的と言えるでしょう。

docomo違約金なし「フリーコース」への提供開始日と申込方法

2016年6月1日より提供が開始されます。


申込方法は、全国のdocomoショップ、もしくはdocomoオンライン手続き、「151」でおなじみのdocomoインフォメーションセンターで手続きすることで加入できます。




どんな人にメリットがあるのか、docomoの違約金なし「フリーコース」を検証

違約金なしということで自由度が高いプランのように感じるフリーコースですが、加入条件にクセがあるため、全員にメリットがあるプランではありません。


そこで、どんな人にメリットがあるのか検証してみましょう。



まず、この違約金なしのフリーコースですが、これからもずっとdocomoを利用していく予定の利用者には基本料金の割引がなくなってしまうため、一切メリットがありません。



違約金なしのメリットを受けられるのはこのような人です。

  • MNPを検討している
  • docomoに対する愛着がない
  • docomoの電波を拾わずに困っている
  • dポイントも積極的に貯めていない



以上のことからだいたいの客層が見えてきます。


MNPを検討している人は、新機種発売など好きなタイミングに違約金なしでスムーズに変えれるようになるメリットがあります。


docomoに対する愛着がない人は、格安SIMやau、SoftBankに目ぼしい機種やプランが出てきた時など、好きなタイミングに違約金なしでdocomoから離れられるメリットがあります。


docomoの電波を拾わずに困っている人は、2年間もデメリットしかない不自由な中で使ってきたのですから、フリーコースとは言わず今すぐにでもdocomoから離れたいと思いますが、忙しくて更新月に解約できなくてもフリーコースであれば、好きなタイミングに違約金なしでdocomoを解約することができるメリットがあります。


dポイントも積極的に貯めていない人は、心置きなくいつでも解約やMNPができる状態を作れるメリットがあります。


以上の条件に当てはまる人は、docomoからの違約金なしを最大限に活かせるのでフリーコースに加入するメリットがあるでしょう。


最悪、予定が変わってdocomoを利用し続けることになっても、フリーコースから2年契約のプランに変更することは更新月以外でもできます。




おわりに

今回のdocomoの違約金なしという対応はau、SoftBankに先手を取られていたので差別化を計るものであるのと同時に、先日の総務省の指導を受けた上で指導内容に基づいたサービスの提供をしているというアピールもあるのでしょう。


しかし、業界内でどのような思惑があろうと、競争があればそれだけサービスは充実していくのが自然の流れなので、総務省がどのような方向性を持っているのか、依然として見えない部分はありますが、様々な制約がある中でも、新しい切り口を模索して利用者が使いやすくなるようにサービスの展開がされていくことを願っております。

 

Source:docomo