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Appleと言えばiPhoneを主軸としてビジネス展開をする世界を股にかける大企業です。


そんなAppleが抱える課題とは。

この記事ではAppleが抱える課題をこれまでの実績やデータから予想を立てております。



2016年、Appleが抱える4つの課題

iPhone以外に軸となる商品の確立

Appleとはいえば、iPhoneである。

これは誰もがイメージすることでしょう。

もはや、iPhone株式会社と言っても過言ではないほどです。


このiPhoneへの依存度は過去に例がないほどであり、iPhoneの売上低下はそのままAppleの売上低下につながるほどなのです。

逆もまた然り。

過去のiPhoneのように再び革命が起こせれば企業としての業績も上がる構図になっているのが今のApple事情です。

Appleの売上実績

Appleの売上を見ていきましょう。


これまで好調だったAppleのiPhoneですが、2016年には日本を除く全世界でiPhoneの売上が低下しております。

iPhoneの売上低下の一番の原因は中国市場での追い風が停止したことでしょう。

中国市場の売上は125億ドルで昨年同期の実績である、168億ドルを下回る結果になっております。


さらに、今期のAppleの総売上は506億ドル(約5.6兆円)で、昨年同期は580億ドル(約6.4兆円)でしたので、前年比13%マイナスを記録しております。


端末別では次の通り。

  • iPhoneの売上は5070万台。(昨年同期の6120万台)
  • iPadの売上は1030万台。(昨年同期の1260万台)
  • Macの売上は400万台。(昨年同期の460万台)
  • サービス部門は好調で20%の伸ばしており、60億ドルを記録しました。


    国別に売上を見ていくと、日本だけが唯一売上を伸ばしており、24%の売上増加につながりました。



    以上の通り、iPhoneや既存の商品の伸び率が低下している現状において、これまでの戦術通りではなくiPhoneの売上は向上しつつも、iPhone以外に軸となる商品の確立が課題となるでしょう。



    iOSの品質向上

    iOSを利用している方であればこう考えるはずです。

    「バグが多い。」


    実際にその通りであり、アップデート後にバグによって多くのユーザーが困らされる事例も少ないのがiOSです。

    この傾向は特にiOS 7とiOS 9で見られていました。

    どちらのiOSも多くの機能を追加していましたが、その分バグも多く発生していました。


    その中にはセキュリティに関わる重大なものもあり、iOSの品質向上はAppleが抱える課題の1つと言えるでしょう。



    AppStoreの精度

    AppStoreはAndroidのPlayストアと比較するとアプリの申請が遅いことで有名です。

    アプリの申請、許可制はセキュリティ面においても良いことだと言えます。


    その反面、Playストアは申請から許可までが早いがセキュリティが甘く、スマホアプリでウイルスの問題が発生するのはPlayストアのほうが多いという事実もあります。



    ここで問題なのは2016年現在、AppStoreも申請が遅いという批判を受け、Playストアのようになりつつあるのです。


    iOSのアプリ開発者の方は経験があると思いますが、最近のAppStoreは申請結果が出るまで早くなりましたが、思わず首を傾げてしまうような結果が出ることも増えました。

    これがそのままセキュリティ面に大きな影響を及ぼすことがないように、AppStoreの精度の向上は課題になるでしょう。



    iTunesのバックアップ機能の改善

    2016年に入ってからある芸能人のLINEのやり取りが公の場に晒され、大問題になるニュースがありました。


    これはiTunesのバックアップ機能によるものが原因で、iTunesの復元機能を使うと全く同じクローンが作れてしまうのです。


    よくある復元機能といえば、導入されているアプリや登録してあるブックマークなどがバックアップを行った日時と同じ状態で復元されるというもので、それ以上のものはありません。

    しかし、iTunesの復元機能は端末情報まで復元してしまうのです。



    つまり、通常【A】という端末のバックアップを取り、別の端末で復元をすると一見すると同じように見えても【B】という扱いになります。


    別の端末という扱いなので、端末認証によるアプリの起動はできなくなるわけです。



    しかし、iTunesで復元を行った場合は、【A】の端末のバックアップが、そのまま【A】として復元されてしまうのです。


    これにより、LINEなどのパスワード認証を必要としないアプリはそのまま起動ができてしまい、さらに【A】という端末として起動しているので別の端末からアクセスがあった場合に通知されるLINEのセキュリティ機能が働かないのです。



    便利な面もありますが、やりすぎて悪用されるとこのような最悪な事態も招くことになるiTunesのバックアップ機能は今後セキュリティ面において改善は課題となるでしょう。